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2023.06.05 部員ブログ

『4年間への覚悟』(1年 福島日和)

ホームページをご覧の皆様、初めまして。

圧倒的なスピードとパワーのあるシュートで入部当初からチームに欠かせない存在となっている、同期の野村亜未からバトンを受け継ぎました、理工学部1年の福島日和と申します。
今回は初めてのリレー日記ということで、これまでの私自身のことについて書かせていただきます。

私は小学生の頃弟の影響でボールを蹴り始めました。低学年の頃から近くの女子チームに入り、ただ夢中でボールを追いかけていました。高学年に近づくと何かとレベルの高い環境でプレーさせてもらえる機会に恵まれ、県トレセンに選ばれたり、所属していたチームに上手な選手が集まったり、日常的に自分より圧倒的に上手い人がいる環境でサッカーをすることが出来ました。選抜として試合に出たこと、所属チームで多くの大会で優勝したこと、どれも私が長くサッカーを続けるのに必要な要素だったと思います。

中学校に上がり同じチームでサッカーを続けましたが、自分の思うようにプレーできない時期が続きました。フィジカルの面でなかなか適応できず、苦しみ続けました。サッカーを始めてから初めての大きな挫折だったのかもしれません。そんな時期が長く続き、いよいよ進路について考えなければならない時がやってきました。同じ学年には躊躇いもなく強豪校の受験を決めた人がいれば、逆に中学でサッカーを辞める人もいて、私にも 様々な選択肢がありました。その頃の自分にはサッカーをやりたいというぼんやりした意思はあったものの、強豪校で高校3年間をサッカーに捧げるほどの覚悟は持てずにいました。悩んだ結果、女子サッカー部があり、かつ自分がやりたいことにも挑戦できると思えた慶應義塾湘南藤沢高等部を受験することに決めました。それからは死に物狂いで勉強し、無事合格することが出来ました。

高校生になり、ワクワクしながら女子サッカー部に入部したものの、そこは自分が想像していたような環境ではありませんでした。特に最後の2年間は、ミーティングで、本当に勝ちたいのかどうか、というところから議論が始まり、モチベーションを共有できず、練習の質も決して高いとは言えないものでした。コロナの影響もあってか、練習試合も組むことができず、試合といえば公式戦しかない状況で、その公式戦でも勝つことが出来たのはほんの数試合。3年生になり、主将となってからもそんな状況は続き、迎えた最後の大会、選手権では予選リーグで敗退しました。試合終了の合図を聞いた時一番に浮かんだのは後悔でした。あの時こうしていれば、もっと練習していれば、走馬灯のようにそれまでの日々が浮かび、ただただ悔しいという気持ちで胸がいっぱいになりました。それまで、試合に負けてもどこかで環境を言い訳にして逃げていた自分にそこでようやく気付き、自分が情けなくなったことは今でも鮮明に覚えています。

私がソッカー部へ入部することに決めたのは、サッカー、勉強を通して自分にとことん向き合うためです。振り返ると、中学、高校時代ともに、覚悟を持って自分と向き合うということをしてきませんでした。自分の現状を認めるのに臆病になり、考えないようにすることで自分と向き合うことから逃げていたのだと思います。大学では自分がやると決めたサッカーと勉強に真正面から向き合い、どちらも妥協せずに全力で取り組んでいきます。

入部から早くも2ヶ月が過ぎようとしています。高校からの友達には大学生になって真剣に部活をできるというのはすごいことだとよく言われます。なぜ今私がこんなに部活に取り組めているのか。よく考えてみると、それは、ソッカー部では何よりみんなサッカーが好きで、だからこそそれを真剣にやることが当たり前で、きつい時でも隣をみればもっときついことをこなしている仲間がいるからだということに気が付きました。同期にも先輩にも、私が出来なかった挑戦をして、様々な経験をしてきたレベルの高い選手たちが多くいます。そんな素晴らしいチームメイトたちと真剣にサッカーが出来るこの環境に身をおけることがとても幸せです。今ははるかに前を走る同期や先輩に与えてもらってばかりの自分が、ピッチでチームに何かを与えられる存在になれるように、感じたこと全てを力にして精一杯努力していきます。

次は、見ているこちらがヒヤヒヤするような爆弾発言を堂々としながらも、ピッチでは持ち前のガッツとキレのあるドリブルで相手を翻弄する同期の安達梨沙子にバトンを託します。拙い文章ではありましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

今後とも慶應ソッカー部女子の応援のほど、よろしくお願いいたします。

 

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