第37回関東大学女子サッカー2部リーグ後期第1節　対尚美学園大学

戦評

第37回関東大学女子サッカー2部リーグ後期第1節、尚美学園大学戦。後期開幕戦、中断期間を経てギアを上げた本塾は、現在2部リーグ3位を走る尚美学園大学に対し、何としてでも勝ち点3を取りたいところであったが、2-2と勝ち点を分け合う結果となった。
前半立ち上がりから相手のペースに呑まれる。前半3分、ペナルティーエリア外でFKを与え、相手に頭で合わされ開始早々、失点を許してしまう。しかしその後、すぐに切り替え持ち直した本塾は、DF陣のビルドアップから、1年FW野村を起点に果敢にゴールへ迫る。そして前半32分、4年副将MF及川から前に走り込んでいた4年主将MF福岡へのボールがクリアのこぼれ球を誘い、そのこぼれを及川がゴールの左端に流し込み、1点を返す。勢いを止めない本塾は、追加点を狙いハイプレスで相手へプレッシャーを与え続ける。そして前半46分、相手のスローインからボールを奪ったことを起点に、福岡からの縦パスで野村と相手GKの1対1を作り出し、そして野村は冷静にキーパーをかわし、追加点を獲得。前半を2-1で折り返す。

迎えた後半、追加点を獲得するためゴールへ向かおうと試みるも、思うようにボールを繋ぐことが出来ず、立て続けに相手にCKを与えてしまう。しかし、4年主務GK野田のセービングと福岡の体を張ったディフェンスでピンチを防ぐ。後半18分、流れを変えようと1年MF福島に代わり、4年MF山本を投入。中盤に起点が出来、ボールを落ち着かせてビルドアップさせることに成功する。山本と野村を起点に何度かペナルティエリアに侵入し、シュートを打つもゴールの枠を捉えることが出来ない。その後、相手にサイドからのクロスを何度もあげられる展開が続く。そして後半37分にはCKを立て続けに与えてしまい、セカンドボールに反応できず再び失点を許してしまう。何としてでも勝ち点3を奪いに行きたい本塾は、後半37分、1年MF佐藤に代えて1年MF安達を投入し、前線へのボールの配球回数を増やす。幾度とゴールまで迫るがシュートを打ち切ることが出来ず、試合終了。後期開幕戦は2-2の引き分けとなった。